●餞別のお返しには感謝の気持ちが伝わるお菓子がお勧め
餞別を頂いたらお返しにみんなで食べられるお菓子を
長い人生の間には、慣れ親しんだ場所を離れ引越しをすることになったり、遠くに転勤になったりすることもあるものです。こういった長期の別離をする場合、餞別をもらうこともあるかもしれません。餞別をもらった場合、それに対するお返しは基本的には不要です。しかしながら、せっかくの温かい気持ちに対して何かお返しをしたいと考える方は少なくはありません。この場合は、是非みんなが喜んでくれるものを用意しましょう。職場の方に贈る餞別のお返しであっても、プライベートな仲間やご近所さんへのお返しであっても、美味しいお菓子ならきっと喜んでくれるはずです。
餞別のお返しとして職場にお菓子を贈る場合は、食べる時に手間がかからないもので、個別包装されているものがお勧めです。このようなものであれば、勤務中の忙しい手を止めることなくすぐに配って食べてもらうことができます。また、すぐに賞味期間が切れてしまうようなものや生ものよりも、ある程度日持ちするものの方が、受け取った方に安心してもらえます。中には、その場で食べずに自宅まで持って帰る方もいると思いますので、そういった意味もあって個別包装されていて傷みにくいものがお勧めです。みんなにお菓子が行き渡るように、不足しないように個数には注意してください。
同じように、職場以外の方にお返しするお菓子の場合も、日持ちするもの方が安心です。
餞別のお返しをする時に気を付けたいこと
餞別のお返しは、頂いた金額の三分の一~半分程度を目安にすると良いでしょう。これは、職場であってもプライベートの仲間に贈るものであっても同じです。頂いたものよりも高いものを贈ると、相手の方を不愉快にさせてしまいますで、そこは気を付けなければなりません。のしは、付けても付けなくても大丈夫です。付ける場合は、紅白の蝶結びの水引を選びましょう。表書きは、「御礼」としてください。
転居の際に餞別を頂いたら、引っ越した後少し経って落ち着いた頃にお返しを贈ると良いでしょう。可能な限り、転居してから遅くとも一か月後までには贈ることをお勧めします。お返しを贈る時は、是非お礼状を添えるようにしてください。お返しを贈るのがあまり遅くなってしまうと、失礼になることもありますので注意が必要です。
感謝の気持ちを伝えたい
一つのご縁が結んだ職場やご近所での多くの出会い。一緒に仕事をしたり会話をしたりした色々な思い出は、全てが大切なものです。時には助けてもらったり、或いはこちらが気が付いていないだけで、サポートしてもらったりしたこともあったのかもしれません。ですから、感謝の気持ちを伝えられる時にきちんと伝える方が、お互いに更に気持ちよく素敵な関係を築くことができるのではないかと思います。転居する場合は特に、もしかしたら今後再会することがないことも考えられます。素敵なお別れができた方が、相手にとってもあなたのイメージが良いものとなります。もちろん、あなたも新しい場所で良い気持ちのままスタートを切ることができるはずです。
餞別のお返しに、ありがとうの気持ちを伝えたいとお考えの方には、一つ一つのお菓子に「ありがとう」のメッセージが記されている、「ありがとうのお菓子」がお勧めです。これなら、職場で一つずつ配られても、一人一人があなたからの感謝の思いを感じることができます。このさりげない心配りが、あなたの人柄をみんなにしっかりと伝えてくれることでしょう。お菓子は、お煎餅やクッキー、マシュマロなど種類も多数用しています。受け取る方のことをイメージしながら、喜んでくれるものをお選びください。