【引越し挨拶】手土産の相場とおすすめの品物
引っ越しのときに頭を悩ませる問題のひとつが、ご近所への挨拶ではないでしょうか。本記事では、引っ越しの挨拶で渡す手土産の相場や手土産を選ぶポイントについて解説しています。おすすめの品物についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
引っ越しの挨拶で渡す手土産の相場
引っ越しの挨拶で手土産を渡す際は、相手に負担のかからない金額にすることが大切です。金額的には、500円から1,000円程度が相場と言えるでしょう。
あまり高額な物を渡すと、かえって相手に負担をかけてしまう可能性もあります。「ほんの気持ちですが…」という程度の金額の方が、素直に受け取ってもらいやすいでしょう。
引っ越しの挨拶で渡す手土産を選ぶポイント
引っ越しの挨拶で渡す手土産には、さまざまな種類があります。相手によろこんでもらえる手土産を贈るためには、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか。ここでは、引っ越しの挨拶で渡す手土産を選ぶポイントを3つ紹介します。
①お渡しする先様によって商品を選ぶ
近所の方へ挨拶する際は、500〜1,000円程度のお菓子を用意すると良いでしょう。前述した通り、初対面の方に高価なものや珍しい品物を贈ってしまうと、相手に「お返しをしなければ」と気を遣わせてしまう可能性があります。その点、後に残らないお菓子は、贈る方も受け取る方も気軽です。
また、大家さんや管理人さんなど、これから深く関わる人には1,000円を超える品物を贈っても良いでしょう。その場合も、相手に負担を感じさせないように2,000~3,000円程度の品物が理想です。
②商品の特徴(メリット)から選ぶ
お菓子以外の選択肢としては、日用品があります。引っ越しの手土産によく選ばれる日用品は、食品用ラップやティッシュ、キッチンペーパー、フェイスタオルなどです。特に、ティッシュやキッチンペーパーは、普段あまり自分では買わないような高級感のあるものを渡すと相手の印象に残ります。
反対に石鹸や洗剤、入浴剤などは、肌への相性や香りの好みがあるため避けるのが無難です。
③定番商品から選ぶ
定番の商品から選ぶというのも、ひとつの手です。定番商品は、人気の裏付けでもあるため、老若男女を問わず多くの人によろこんでもらえる可能性が高いものです。
ただし、お菓子の場合は、さまざまな味を楽しめるアソートタイプのものを選ぶことをおすすめします。タオルの場合は、模様があるものではなく、無地のシンプルなものを選ぶのも良いでしょう。定番品を選ぶ際も、相手のことをきちんと考えることが、失敗しない手土産選びにつながります。
引っ越しの挨拶で渡す手土産でおすすめのギフト
引っ越しの挨拶でお菓子を贈ろうと思っても、具体的に「どのような商品を渡したら良いか分からない…」と悩む方もいるでしょう。ここでは、引っ越しの挨拶で渡す手土産でおすすめのギフトを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
【みなとや】門前仲町ザラメせんべい
おせんべいは、軽くて持ち運びがしやすいうえに常温保存が可能であるため、引っ越しの手土産にぴったりな商品です。賞味期限も長く、個包装のため、安心して渡すことができます。
なお、老舗煎餅店の「みなとや」では、自由にお好きなメッセージが入れられるオリジナルシールの作成を無料で承っています。「よろしくお願いします」などのメッセージを入れることで、より強く相手に良い印象を残せます。
【N.Y.C SAND】N.Yキャラメルサンド
「N.Yキャラメルサンド」は、ニューヨークの菓子店「N.Y.C SAND」が提供している知名度の高いお菓子です。
トロッとやわらかいキャラメルと、濃厚なチョコレートがクッキーにサンドされています。口いっぱいに広がる甘さがクセになるロングセラー商品です。
個数は、8個入~40個入まで選ぶことができ、手土産用の袋も付いています。東京駅で買うことも可能ですが、オンラインなら全国で購入が可能です。
【とらや】中形羊羹 夜の梅
京都発祥の老舗和菓子店「とらや」は、美味しい和菓子をお客様にお届けしたいという想いのもと、羊羹や最中、焼き菓子などを販売しています。
なかでも、今回紹介する「中形羊羹 夜の梅」は、不動の人気を誇る名物商品です。とらやの羊羹の特徴は、厳選した良質な材料で作られていることと、保存性に優れていることにあります。
羊羹に使用されている小豆は、北海道産の「エリモショウズ」で、白小豆には「福とら白」が使用されています。
さらに、羊羹専用の餡に、煮溶かした砂糖と寒天を加えて煉り固めてあるため、歯切れが良く、小豆の風味がしっかりと感じられます。賞味期限も365日と長いので、好きな時に楽しんでもらえるのもうれしいポイントです。
【彩果の宝石】いちご缶
「彩果の宝石」の「いちご缶」は、苺模様のキュートな缶が特徴のお菓子です。
中には、いちご、あんず、パイン、バナナ、りんご、もも、青うめ、赤うめ(しそ入り)、グレープフルーツ、ぶどう、マスカット、オレンジ、プルーン、レモン、ラズベリーの計15種類の一口ゼリーがバラエティ豊かにラインナップされています。
また、ゼリーにはフルーツの果汁と果肉がふんだんに使われていて、一度食べるとクセになる美味しさです。見た目も、まるで宝石のようにかわいいため、見ているだけでも気分が上がりそうです。
【神戸風月堂】ゴーフル
老舗菓子店の「神戸風月堂」が提供している「ゴーフル」は、引っ越しの手土産で選ばれる定番洋菓子のひとつです。
薄く焼き上げたホロホロ食感が特徴の炭酸せんべいの中に、「バニラ」「ストロベリー風味」「チョコレート」の3種類のクリームを挟んでいます。くどすぎない程よい甘さのため、性別や年代を問わず人気があります。賞味期限も製造より約6ヶ月と長めで安心ですよ。
【ブールミッシュ】ガトー・ブランフォンセ 8個入り
人気洋菓子メーカー、「ブールミッシュ」の「ガトー・ブランフォンセ 8個入り」も、引っ越しの手土産におすすめな一品です。
定番の焼き菓子であるフィナンシェ・マドレーヌ・焼きシブーストのほか、2種のフレンチワッフルが詰め合わせになっています。
賞味期限は、製造日より45日ほどで、個包装になっているのもうれしいポイントです。有名ブランドの豪華なお菓子を贈りたいときに、うってつけの逸品です。
【みなとや】福招きお顔入り猫形煎餅「七福にゃんべい」(7枚入り袋)
「七福にゃんべい」は、猫の形をしたお煎餅に、可愛らしい猫の表情をあしらった「みやとや」の看板商品です。独自の金型で製造した猫型のお煎餅生地を、職人が1枚ずつ丁寧に焼き上げています。
味は、お米本来の甘さが引き出された「しょっぱいニャン」と、醤油と白雪砂糖を使った「あまいニャン」の2種類をご用意しました。賞味期限は2ヶ月前後あり、常温での保管が可能です。
ご希望の方には、のし紙や、包装・紙袋をご用意しますので、贈り物にもピッタリです。
さらにみなとやでは、土日祝日も受注出荷しており、急ぎで手土産を用意したい場合でも、できる限りご希望に沿えるよう手配いたします。引っ越し挨拶の手土産としてお菓子を渡すご予定の方は、お気軽にお問い合わせください。
▼【みなとや】福招きお顔入り猫形煎餅「七福にゃんべい」(7枚入り袋)
引っ越しの挨拶で渡す手土産でマナー違反になるギフト
引っ越しの挨拶で渡す手土産でマナー違反になるギフトには、以下のようなものが挙げられます。
- 金額が高すぎるもの
- 賞味期限が1週間以内など日持ちしないもの
- 常温で保管できないもの
- スーパーで買えるようなスナック菓子
- アルコールの強いお菓子
- アレルギーを持つ人が多い原材料を使ったお菓子
お菓子類ならば、日持ちのする焼き菓子やお煎餅がおすすめです。生菓子などの賞味期限の短いものや、冷蔵庫や冷凍庫での保存が必須なものは、避けておきたい手土産の商品になります。
また古くからの言い伝えとして、クシは「苦死」、ハンカチは「手切れ」をイメージさせるため、贈り物としてはあまり相応しくありません。
さらにお茶は弔事で使われるケースが多いため向かないと考えられてきましたが、華やかにラッピングされたギフト用のお茶であれば問題ないでしょう。
挨拶のタイミングはいつが最適?
引っ越しの挨拶のタイミングは、引っ越し当日の荷物が届く前が最適です。引っ越し業者が来た後は、どうしても荷物を運ぶ作業などから、騒がしくなってしまいがちです。その前に、挨拶をしておけば騒音でトラブルが起こることを避けられます。
業者が来る前に時間を確保するのが難しい場合は、引っ越し当日の作業が落ち着いたタイミング、もしくは引っ越し翌日に行いましょう。
また、挨拶をする際は、時間帯にも注意が必要です。相手が留守にしている可能性が高い時間帯や、忙しい時間帯は避けましょう。例えば、朝は、食事の用意や通学、出勤などの準備で忙しい時間帯です。また、夕方は夕飯の支度などで忙しくなることが予想されます。
挨拶に伺うのに適した時間帯は、午前10時~11時、午後2時〜4時の時間帯です。 家事が一段落つくタイミングを見計らって、挨拶すると良いでしょう。また、あまり遅い時間に伺うと、警戒されることもあるため、外が明るいうちに挨拶を済ませるようにしましょう。
引っ越しの挨拶で渡す手土産には熨斗(のし)は必要?
引っ越しの挨拶で渡す手土産は、必ずしも熨斗(のし)をつける必要はありません。ただし、熨斗をつけていた方が丁寧な印象になります。熨斗をつける場合は、表書きで、「御挨拶」と書き、下段には名前を記入します。
手土産を渡すときのマナー・相手がお留守の場合は?
引っ越しの手土産を渡す際は、先に挨拶を述べてから、両手で持って渡します。 この際、品物は紙袋から取り出して渡すのが基本のマナーです。紙袋は、あくまでも品物を綺麗に保つために使用するものであるため、相手には渡さず自分で持ち帰りましょう。
【挨拶例】
新しく隣に越してきた○○です。これからどうぞよろしくお願いいたします。こちら粗品ですが、どうぞ。 |
ただし、2〜3回尋ねても相手が留守しているなど、直接渡せない場合は、紙袋に入れた状態で玄関ポストに入れても問題ありません。その際は、「袋のままで失礼します」など一言添えると、心象も良くなります。
まとめ
引っ越し先で、良好な人間関係を築くためには、まず挨拶が肝心です。面倒だからと、挨拶をせずにいると、以降のご近所付き合いに悪影響を及ぼしかねません。新しい地で良いスタートを切るためにも、相手によろこんでもらえる品を用意し、失礼のないように挨拶を交わしましょう。