敬老の日の贈り物に熨斗(のし)の書き方とマナー解説
敬老の日は、おじいちゃん・おばあちゃんを敬い感謝の気持ちを伝えて、長寿をお祝いする日とされています。敬老の日の贈り物に、熨斗を付けるのか必要か迷った人もいるのではないでしょうか。また、敬老の日に合った熨斗の書き方のマナーもしておきたいところです。
今回は、敬老の日の贈り物につける熨斗の書き方やマナーについて紹介します。ご年配の方への贈り物として失礼がないよう、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
- 敬老の日の贈り物は熨斗が必要
- 熨斗の表書きは「祝敬老の日」「感謝」「御祝」など
- 水引は金銀もしくは紅白がついた蝶結びタイプ
- 表書きの下には贈り主の名前を記入する
- 寝たきりや葬儀などを連想させるプレゼントは避ける
敬老の日に熨斗(のし)は必要か
熨斗が付いた贈り物は、正式な贈り物であるという意味合いを持っています。敬老の日は、日本における正式な儀礼のひとつであり、敬老の日の贈り物に熨斗をつけるのは正式な作法です。
ご年配の方は礼節を重んじていらっしゃる方が多いため、熨斗のついた贈り物は礼儀正しい印象を与えられて、感謝の気持ちをより強く伝えることができます。
熨斗はいらないと言われた場合や、おじいちゃん・おばあちゃんとの関係性によっては、熨斗をかけなくても問題ありません。ただ、熨斗をかけた方が気持ちを伝えやすいため、できるだけ熨斗をかけて贈るのがおすすめです。
熨斗をかけずにラッピングをして贈る場合は、メッセージカードなどを添えると良いでしょう。
敬老の日の熨斗(のし)の書き方マナー
敬老の日の贈り物に熨斗をつけるときには、どのようなマナーを心得ておくべきなのでしょうか。ここからは、熨斗の書き方のマナーについて見てみましょう。
表書き
60歳の還暦・70歳の古稀・77歳のよろこ寿などとは異なり、敬老の日をお祝いする相手の年齢は特に決まっていません。このため、贈り物にも決まった表書きはないのです。
敬老の日の贈り物における熨斗の表書きは、「祝敬老の日」「寿」「御祝」「敬寿」「祝長寿」などが一般的です。特に親しい間柄であれば、「感謝」「心ばかり」などのカジュアルな言葉でも良いでしょう。近年では、表書きの代わりに「いつまでもお元気で」「おじいちゃんおばあちゃんいつもありがとう」などのメッセージを希望されるお客様も増えています。
表書きの下には、贈り主の名前を書きましょう。個人で贈るのであれば、贈り主のフルネームを書きます。夫婦からの贈り物は、連名で書きましょう。贈り物を親が用意して、孫から渡すのであれば、孫の名前を書くとよろこばれます。息子家族・娘家族などから贈るときは、苗字のみもしくは名前のみ書いても問題ありません。大人数で一緒に贈る場合、「子供一同」「孫一同」などと書いても良いでしょう。
表書きを書くときは、筆ペンもしくは筆を使って書きましょう。ない場合は、太めの黒ペンを使うのがマナーです。
水引
敬老の日は、一度きりではなく何度でもお祝いしたい行事です。繰り返せる・結び直せるとの意味を込めて、水引は金銀や紅白がついた蝶結びタイプを選択します。近年ではデザイン性が高い水引も増えており、相手の好みに合わせて選べるようになってきました。
水引には、銀色や黄色・白色などもありますが、これらは仏事で使われる色です。お祝い用ではありませんので、選ばないよう気をつけましょう。また、ほどけないように結ばれている結び切りの水引は、結婚式や快気祝いなど一度きりにしたいお祝いで使われます。
敬老の日プレゼントの失敗例
敬老の日のプレゼントを贈るときには、相手によろこんでほしいと思ってプレゼントを選びますが、なかにはプレゼント選びに失敗してしまったという例もあります。ご年配の方は、迷信を信じたり縁起を担いだりする方が多いため、充分注意しなくてはなりません。具体的な例を紹介しますので、失敗しないための参考にしてみましょう。
お茶を贈ったら香典返しのイメージになってしまった
お茶は、葬儀の香典返しとして多く使われる品物です。「死」「別れ」などを連想させる贈り物であり、敬老の日の贈り物としてふさわしくないと考える方も多いのです。
どうしてもお茶を贈りたいのであれば、デザイン性が高い茶筒に入ったお茶を選ぶなどの配慮が大切です。また、相手が好きなお茶を事前にリサーチし、一言伝えてから渡すのもおすすめです。
生活に密着したプレゼントを贈ったがよろこばれなかった
下着類や洗剤など生活に密着したアイテムは、誰もがよろこぶプレゼントとして選ぶ方もいるかもしれません。しかし、下着は「下につける」ものであり、目上の方に送るのは間違いだという考えが一般的です。洗剤も、生活に役立つアイテムではあるものの、敬老の日のプレゼントとして特別感を感じないことが多いようです。
年に一度贈る敬老の日のプレゼントは、特別感を持った贈り物がよろこばれています。
パジャマを贈ったら怒られてしまった
おしゃれなパジャマを見つけても、敬老の日の贈り物として選ぶのは避けましょう。パジャマは、寝たきりや長く寝る事態を連想させるため、年配の方への贈り物には適していません。
パジャマと同じく、寝具も敬老の日の贈り物にはおすすめできません。寝具は「死」と「苦」を連想させる言葉であることから、どんなに質が良いものであっても贈らないようにしましょう。
みなとやの敬老の日おすすめギフト
敬老の日の贈り物に迷っている方、よろこんでもらえる贈り物がしたいと考えている方は、みなとやのおせんべいを贈ってみてはいかがでしょうか。東京・門前仲町に店舗を構えるみなとやでは、感謝の気持ちを伝えるおせんべいを取り揃えております。ここではその一部をご紹介します。
ありがとう煎餅(20枚入り箱)
日頃の感謝の気持ちをストレートに伝えたい場合は、「ありがとう」のメッセージがプリントされたおせんべいはいかがでしょうか。個包装になっており、少しずつ食べたい年配の方にぴったりです。
「ありがとう」の文字を書いているのは、記念品などの各種書作品や筆文字ロゴデザインなどを手がけている女流書家さんです。手書きの文字をプリントしているため、ありがとうの気持ちを強く伝えられます。
醤油味・白雪味・抹茶味と3つの味の詰め合わせで、色々な味わいが楽しめます。
セミオーダー名入れメッセージ煎餅《カラー対応醤油味》
インパクトのあるプレゼントを考えている方には、名入れが可能なセミオーダーせんべいがおすすめです。12種類の絵柄から選べて、2行分のメッセージが入れられます。文章でメッセージを入れるほかにも、「感謝」「寿」などと入れることも可能です。
贈り主の名前をメッセージに含めると、オリジナリティの高いおせんべいとしてよろこばれるでしょう。1デザイン30枚から製作できますので、敬老の日の贈り物にぴったりです。
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七福にゃんべいと筆文字せんべい(24枚入り箱)
猫好きの年配の方に贈るプレゼントとして、七福にゃんべいはいかがでしょうか。みなとや独自の金型を使って製造し、可愛らしい猫の形をかたどっているおせんべいです。
猫の笑顔をデザインしたのは、みなとやの地元・深川で活躍しているイラストレーターさんです。筆文字は、女流書家さんにしたためていただきました。伝統の網焼き製法を用いて、1枚ずつ手作業で焼いたおせんべいは、心のこもった贈り物としてよろこばれるでしょう。
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まとめ
敬老の日のプレゼントを選ぶのに最も大切なのは、相手がよろこぶプレゼントを選ぶことです。ここで紹介した内容を参考にしながら、プレゼントを選びましょう。
みなとやでは、ここで紹介した3品以外にもさまざまなおせんべいをご用意しています。年中無休で、土日祝日も受注出荷しておりますので、お急ぎの方にもできる限り対応可能です。
敬老の日をはじめ、感謝の気持ちを伝えたい方へのプレゼントとして、みなとやのおせんべいをぜひ選択肢に入れてみてください。