結婚式&披露宴でのご挨拶に!感謝の気持ちを伝えるプチギフト
カップルにとってハレの日である結婚式の披露宴
披露宴は二人の門出を祝うと同時に、お世話になった方へこれまでの感謝を伝え、これからもよろしくお願いしますとご挨拶をする場です。ぜひ、二人のありがとうの気持ちが伝わるすてきなプチギフトを差し上げたいものです。では、どんなふうにプチギフトを選べばよいのでしょうか。
■お渡しするのはいつ?
プチギフトは披露宴が終了し、来て下さった招待客の方々がお帰りになるのをお見送りするときにお渡しするものです。披露宴が終わった後、式場の出入り口のところまで新郎新婦が出て、「本日はありがとうございました」とお客様をお見送りします。その際に、ご挨拶に添えて二人で一人ひとりに手渡しするのがプチギフトです。プチギフトを贈るのに、細かな渡し方のルールはありません。新郎新婦が二人並び、大きなカゴにラッピングされたギフトを入れて持ち、カゴから一つずつ出して渡します。一人ひとりの方にしっかりご挨拶しながら、笑顔でお渡ししましょう。
■どんなものが喜ばれる?
こだわりのオリジナルウェディングをするカップルであれば、プチギフトにも手を抜きたくないものです。結婚式の引き出物もこだわり甲斐がありますが、受付で係の人が渡すもので、新郎新婦が直接招待客に手渡しできません。「ありがとうございました」と一人一人の顔を見ながら直に渡すことができるのはプチギフトだけです。その意味では、引き出物よりもギフトの選び甲斐があるといえるでしょう。また、引き出物にはある程度パターンがありますが、プチギフトにはルールはなく、二人で自由に選べます。プチギフトは印象に残る結婚式を演出するアイテムにもなるのです。
どんなものを選んでも基本的に自由ですが、まず、大前提として次のような条件は大事です。
・人による好き嫌いが少ないもの
・使う場面が限定されないもの
・使い方が面倒ではないもの
・サイズや形状が持って帰りやすいもの
・香りがきつくないもの
・美味しいもの
・日持ちがするもの(生もの、生花はNG)
そして、次のようなこだわりを持って選ぶとよいでしょう。
・ちょっとしたものだけれど、二人らしく微笑ましいもの
・もらったときに「これ何?」とゲストが驚くようなもの
・なかなか手に入らない、知る人ぞ知る珍しいもの
・春夏秋冬、結婚式の季節に合わせたもの(あったかグッズなど)
・帰ってから、今日の結婚式よかったねと思い出深く振り返ってもらえるもの
・お渡ししたときに「わぁ、最後までありがとう」と思わず笑顔がこぼれるようなもの
一般的にはいつまでも残るものより、いわゆる「消えもの」が喜ばれるため、小さいお菓子をプチギフトとして選ぶ方が多いようです。上の選択基準をひと言で言えば「結婚式と二人のことをほのぼのと思い出すことができて、もらったときに歓声があがるような素敵なお菓子」ということになります。
そのようなものとして、みなとやでは次のようなお菓子をお取り扱いしております。
・「ありがとう」とプリントされたハート形のクッキー
「ありがとう」のメッセージ入りクッキー!ありがとうクッキー(3枚洋風袋)
販売価格:240円(税込)
・亀などお祝いを連想させる縁起のよいお菓子
縁起のよい「亀」のおかき。亀型あられプチギフト
販売価格:190円(税込)
その他には、
・夫婦をイメージさせるような大小のサイズがあるお揃いのお菓子
・二人の故郷の素材を使って作られたお菓子
・春の結婚式であれば、さくら味のお菓子
ほんの心ばかりの贈り物だからこそ、二人で良いものを選んで、ゲストの方々を最後までおもてなししましょう。
■相場はどれくらい?
プチギフトなので、相場は数百円〜1,000円程度です。300円くらいのものにする方が多いようです。プチギフトは値段よりもセンスが問われるもので、それほど高くないものをいかにオリジナリティのある贈り物にするかが大事。そのぶん、引き出物よりも気が抜けないともいえます。
そうであるからといって、あまり安いものを選ぶのも考えものです。たとえば、100円でどこでも買えるようなものを何の工夫もなくただ贈れば、感謝の気持ちを伝えるどころか、逆にゲストに対して失礼になってしまいます。ゲストは新郎新婦がどんなものを選んでくれるのか楽しみにしているのですから、ガッカリさせないように気をつけましょう。値段はそれほど高くなくてもよいですから、こだわってきちんと選んだことが伝わるもの、丁寧な心遣いを感じてもらえるようなものを選ぶようにします。
■パッケージにもこだわりたい
プチギフトのパッケージには、一般的に次のことが書かれています。
・ありがとう、THANK YOUなど感謝の言葉
・結婚式の日付
・二人の名前
パッケージはぜひ手作りすることをおすすめします。市販の商品にオリジナルラベルを作って貼るというのも人気があります。また、小さなメッセージカードを添えるのも素敵。結婚式の準備は何かと忙しいものですが、こうした作業を二人でやるのはとてもよい思い出になります。商品によってはオリジナルパッケージを作成してくれるところもあるので、上手に活用するとよいでしょう。
また、せっかくこだわって選んだ商品なら、そのこだわりをパッケージのどこかで少し説明するとよいと思います。たとえば、こんなひと言を書き添えてはいかがでしょうか。
「ケーキ屋さんの友人が今日の日のために特別に考えて作ってくれたパウンドケーキです」
「老舗の和菓子屋さんのお菓子で二人の大好物です。皆様にも知って欲しくて取り寄せました」
「無添加にこだわった素材を使って一つ一つ手作りで作られた、甘くて優しいケーキです」
「二人のふるさとで取れる野菜○○を使って作られた、私たちにとって懐かしいお菓子です」
「このお菓子は○○という伝統的なお菓子で、新しい門出を祝うという意味が込められています」
これまでのお付き合いに感謝し、これからも二人を見守ってくださいとお願いするのが披露宴です。さすが二人らしいねと思われるようなお菓子を差し上げて、結婚式までわざわざ足を運んで良かったと思って頂けるように最後まで心配りをしましょう。
(まとめ)
結婚式という一生に一度のハレの日には、二人でじっくり話し合ってふさわしいプチギフトを選びたいものです。引き出物よりも自由に二人らしさを出すことができるので、二人にふさわしい一品を選んでください。結婚式をこうやって作り上げていくことが、結婚する二人の最初の共同作業になります。ぜひ仲良く良いものを選んでみてください。